今日は、現在、パブリックコメントの募集がかかっている「藤沢市道路整備プログラム(素案)」について、書いてみようと思います。
そうなんです。
藤沢SSTの真ん中を南北に貫き、JRの北側と湘南新道を結ぶ「(仮称)南北線」のことも書かれている、とっても興味深い道路整備計画の素案が公開されていました!
この資料によると、きちんと有効性と費用対効果の両面から評価していて、好感が持てますね。「どうしてそんな道つくっちゃったの?」とならずに済みそうです。
こういう客観評価をしているようにうまく見せて、実際は特定の利益誘導をしている場合も世の中にはないわけではないので(むしろ、よくある?)、勝手に進めてしまうのではなく、途中でこうして意見募集をしていただけるのはありがたいなと思います。
しかも、素案と書いてあるところからすると、最終案の段階でもう一度民意を確認する可能性もありそうで、逆に言えば、まだ寄せられた意見を踏まえて変更可能な段階での意見募集なのかなと思ってみたり。
ちなみに、今回、優先着手区間とされている3区間が、綺麗に藤沢市の北・中央・南に分散しているので、「おいおい、本当に客観評価だけか?」と微笑ましく感じさせてくれなくもありません。(穿ち過ぎ?)
さて、前置きが長くなりましたが、中身の話に移ろうと思います。
早速ですが、道路整備プログラムの対象路線はこちらです(素案資料より引用)。
藤沢SSTに関わる人たちにとって、比較的、直接的な影響がありそうな路線は、次の4つくらいでしょうか。
- (18) (仮称)南北線
- (7) 鵠沼奥田線
- (13) 鵠沼新屋敷線
- (8-10) 片瀬辻堂線
1.(18) (仮称)南北線
まず、(18) (仮称)南北線について見てみます。
有効性はA評価と高得点ですが、費用対効果はc評価とお世辞にも高くありません。完全に費用対効果が足を引っ張る形で優先度3のグループ(5位タイ)になっています。
確かに有効性は文句ないですよね。JRの南北を繋ぐ道はまだまだ少なすぎますから。
コストがかかり過ぎるということなのですが、単に私の探し方が拙いだけかも知れませんが、いくらかかると見積もっているのかは掲載されていないようです。
線路を越えた先の某S社が健在な限り、用地買収が進みようがないと思われ、そのことを示していると考えるのが妥当なところでしょうか。
優先度1のグループで向こう10年くらいで建設着手をという話なので、このままだと(仮称)南北線の開通は数十年後ということになりかねません。
個人的には、(仮称)南北線の開通で交通量が増えれば、必然的に排気ガスで空気が悪くなるので、これはこれでいいかなと勝手なことを考えています。
もう何年か経って、車が排気ガスを出さなくなったころに、是非!
単なるワガママですね、すみません(笑)。
2.(7) 鵠沼奥田線
続いて、(7) 鵠沼奥田線を見てみます。
こちらはなんと、Aのa、最高評価で、優先度1のグループです。
住人の方や藤沢SST・湘南T-SITEに藤沢駅からバスで来たことのある方はお気づきと思いますが、藤沢SSTはJRよりも南側にあるのに、バスの乗り場は北口側で、わざわざ線路を跨がないといけません。
それは、藤沢駅の南側から湘南新道に繋がる道がないからなのですが(非常に狭い抜け道ならありますが)、この鵠沼奥田線ができたら、藤沢駅南口側へのアクセスが劇的に改善されそうです。
南口側には小田急百貨店もありますし、非常に便利になりそうです。
バスの路線もきっと変わるでしょうね。
この路線が優先度1というのは、手放しで嬉しいです。
3.(13) 鵠沼新屋敷線
こちらは、Bのaということで、優先度4のグループとされています。
江ノ島へ海岸線ルートではなく北側からアクセスできる道なわけですが、逆に見ると、江ノ島からの帰りに藤沢駅付近の混雑を避ける迂回ルートになりそうです。
そうすると、ただでさえ混雑する湘南新道がすごいことになりそうな予感。
その意味では、この路線を切望されている方には申し訳ないですが、私としてはこれくらいの優先度でいいかなぁという感じです。
ちなみに、以前に紹介させていただいた「尾島肉店」さんへの直行ルートになりますね。
4.(8-10) 片瀬辻堂線
こちらは、Bのbないしcということで、区間8と9は優先度5、区間10に至っては優先度6とされています。
この10の区間は、「「出没!アド街ック天国」で「湘南 辻堂」特集!(2015/8/18)」でも登場したプルクワさんからシェファファさんへと繋がるパン屋通りですね(←私が勝手に言っているだけです笑)。
ちなみに、シェファファさんについては、「絶品フランスパン!「Boulangerie Chez FaFa (ブランジュリ シェ ファファ)」」の記事で、プルクワさんについては「最後の1区画!(2015/6/12)」の記事で紹介させていただいています。
残念ながら、相当に優先度が低いので、生きている間に実現するのかどうか。
しかも、特に区間10は茅ヶ崎側で接続する道路も整備が必要ということで、藤沢・茅ヶ崎の両市が同時に「よし、やるぞ!」とならないと実現しないというかなりの無理ゲーかなと思います。
5.おわりに
というわけで、関係しそうな路線を見てきましたが、割と妥当な感じかなと思いました。
賛成!と意見提出しても良いのですが、絶対に文句を言わないとまずいという状況ではなかったのでよかったです。
優先度1でも、10年以内に着手ということを考えると、気の長い話ではありますが、実生活に直結する話ですし、下世話な話ですが不動産価値にも影響のあることなので、要チェックですね!
それではまた。
(関連記事)
- 結局、藤沢の仮称南北線はいつ開通するの?(2016/6/3)
- ほっぺが落ちそうになりました!「尾島肉店」
- 「出没!アド街ック天国」で「湘南 辻堂」特集!(2015/8/18)
- 絶品フランスパン!「Boulangerie Chez FaFa (ブランジュリ シェ ファファ)」
- 最後の1区画!(2015/6/12)
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※今回、紹介させていただいた道路整備プログラムについて記載されているわけではありません。
※今回、紹介させていただいた道路整備プログラムについて記載されているわけではありません。
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