今日は、「一戸建 vs マンション (その1) (2015/5/22)」の続きです。
その1では、金銭面で一戸建とマンションとを比較しましたが、今回はある意味ではお金よりも大事な「住み心地」の面から、マンションと一戸建のメリットをそれぞれ比べてみようと思います。
2. 住み心地
(1) 立地の利便性
お金が潤沢にある場合には、都心に近く、駅からも近い広大な土地に、平屋建てのお屋敷を建てるのが一番だと思いますが、なかなかそういうわけにはいきません(笑)。
都心に近く、駅からも近いような物件は、マンションならある程度視野に入れることができるので、その点はマンションの大きなメリットの一つだと思います。
逆に、一戸建となると、そのような物件は存在したとしてもなかなか手が届きません。
いわゆるミニ戸建など、一戸建であっても立地の利便性を比較的リーズナブルな価格で実現することができなくもないので、一概に言うことはできませんが、一般的に言えば、やはり一戸建は郊外ということになるかなと思います。
ただ、都心に近ければ近いほどいいか、駅に近ければ近いほどいいかというと、そういうわけでもなく、都心から離れた方が空気が綺麗だったり、駅からある程度離れた方が治安がよかったり、なんてこともあったりします。
このあたりは、何を大事にしたいか次第なのかなと思います。
会社勤めをされているかたであれば、通勤時間はとても大きなファクターで、許容範囲内にとどめる必要はありますが、許容範囲のギリギリまでは広げて考えてみてもよいように思います。
ちなみに、藤沢SSTの場合は、都心に近いとは言えませんし、駅まで歩いてアクセスするのは困難な立地です。
ただ、東海道線は一駅ごとの間隔が広く、それなりにスピードを出しているので、横浜はもちろん、東京・新橋・品川といったあたりが勤務地でも、電車に乗っている時間は1時間を切るので、十分に通勤圏内なのではないかなと思います。
(そこからさらに乗り換える必要がある場合は、大変さが増してくるかなとは思います。)
駅までのアクセスも、バスがそこそこ便利なので(通勤時間帯は5~10分おきにくる)、もちろん駅にもっと近いほうが嬉しいですけど、購入前に想定していたよりも、許容範囲内でした。
そして、都心から少し離れ、駅からも離れたおかげで、一戸建という選択肢が現実的なものになっています。
(2) マンションだからこそのメリット、一戸建だからこそのメリット
続いて、マンション・一戸建のそれぞれの住み心地に関わるメリット(ついでにデメリット)について考えてみます。
まず、マンションは、自分の居住フロアにたどり着いたあとは、階段のないフラットな生活空間を持つことができるというメリットがあります。
そして、いつでも好きな時にゴミ捨てできるというのも、大きなメリットの一つかなと思います。
また、共有部分について、管理費の支払いは必要なものの、清潔に維持してもらえるというメリットがありますね。そもそも、共有の施設があるということ自体、その内容は物件ごとに異なるものの、メリットの一つだと思います。
共用施設の管理のうち、個人的には庭(植栽)の管理から解放されるというのは、本当に大きなメリットなのではないかと、極めて小さいながらも庭の手入れを考えないといけない今の立場からは思えてなりません(笑)。
特に、今の季節は、雑草も意図的に植えられている植栽も、みんな育つ育つ。
やはり、お庭の手入れができている家とできていない我が家のようなところとでは、見栄えが違うのですよね。
では、一戸建の方のメリットにはどんなものがあるかですが、最大のメリットは「音」の問題がほぼないと言えることかなと思います。
他人の音に悩まされないというのはもちろんですが、自分が音のことで他人に迷惑を与えているのではと過度に心配しなくてよいというのは、無視できない大きなメリットです。
たとえば、オール電化のメリットを生かすために洗濯機を深夜に回したりしていますが、一応、外に出て確認した限りでは、洗濯機の音が漏れるということはなさそうです。
お子さんのいらっしゃる家庭では、音の問題は子育てにも影響しますので、より重要性が高まるように思います。
それから、駐車場から玄関までの距離が短いのも、かなりのメリットです。
重い荷物を持って階段を登ったり降りたりせずにすみますし、エレベーターがあったとしても、荷物が多い時は何往復もしたりするのは結構大変ですので。
庭いじりが好きな人にとっては、庭を持てることもメリットだと思います。ペットを飼いやすいのも一戸建ですね。
なお、藤沢SSTのパナホーム物件の場合、お庭の管理についてガーデンサポートということで、無料の講習会が1回、実際の住戸に訪問してもらっての無償の実地でのレクチャーが年1回、2年間(計2回)あります。
本当はもうちょっとやってもらえるともっと嬉しいのですが(笑)。
3. 結論
それぞれのメリットが他方のデメリットだったりするわけで、物件によってはそのデメリットに何らかの対策がされていたりもするので、マンションと一戸建とでどちらがよいとはやはり一概には言えないですね。
自分の中で何が大切かを十分に見極めてから、その物件のことをよく調べて、慎重に選ぶしかなさそうです。
最後に、マンションと一戸建に分かれてはいないのですが、前回もご紹介した国土交通省の「平成26年度 住宅経済関連データ」から、住環境の各要素に対する評価(不満率)と、住宅の各要素に対する評価(不満率)のグラフを紹介させていただきます。
住環境の各要素に対する評価(不満)
住宅の各要素に対する評価(不満)
みんなが不満に思っているポイントなので、そこに注意しながら住宅選びをすると、ちょっとだけ不満を回避できるかも知れません。^^
それでは、また。
(関連記事)
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にコメントください。なお、内容によっては削除等させていただくことがございますので、あらかじめご了承願います。