今日は、最近少し大きめの地震があったので、そのことについて書いてみようと思います。
1. 2つの地震でのパワテックの実力?
5月の末に2回ほど、比較的大きめの地震がありました。
ひとつは25日14時28分頃の地震、もうひとつは30日20時24分頃の地震です。
25日の方は最大震度5弱を茨城県で記録、藤沢市は気象庁の地震情報のページによると、震度3(青丸)だったようです。
私自身は日中の地震だったので出先にいたため、我が家でどんな揺れだったのかはわかりませんが、家にいた家族からは、「あまり揺れなかったよ。体感的には、震度1か2くらいな感じ。」とのことでした。
30日の方は最大震度5強を小笠原と神奈川県の二宮で記録して、藤沢市も震度4(薄黄色)でした。
こちらは、私自身もちょうど家のリビングで寛いでいるところでの地震だったのですが、体感的には震度3くらいの感じでした。
まぁ、揺れが小さく感じたというのは気のせいだとしても、安心感があるのは確かかなと思います。
当然のことですが、ドアの建付などに不具合が出ることもなく、物が倒れるということも無かったです。各戸棚の耐震ロックも今回は発動せずでした。
震度5を超えるような場合にどんな感じなのかは、まだ未知数ですが、この調子で頑張ってもらえることを期待したいと思います。^^
ちなみに、パナホームのカサート・テラではATACKフレームと呼ばれるK字型の筋交いに似たフレームを使うことで地震の揺れという運動エネルギーを熱に交換するようにして、耐震性能を高めています。
このATACKフレーム、壁の中での話なので、実際どれくらいそれが働いたのかは不明なので、ちょっと物足りません(笑)。
折角ですから、微小な温度変化をセンシングして見えるようにすれば(見せ方も工夫する必要があるでしょうけど)、それだけでかなり施主の所有欲を満足させることができるのではないかと思うのですが、いかがでしょう? > パナホームさん
まぁ、本当はそんな視覚化よりも地震に対してどれだけの効果があるのかが一番大事なのですけどね。
2. 「耐震等級」を見てみた!
藤沢SSTのパナホームの物件の場合、耐震等級は3とされています。
この耐震等級、建築基準法の定める基準(すごく簡単に言えば、震度6強以上の地震がきても倒壊しない、震度5強がきても構造躯体は損傷しない、というもののようです)を満たせば耐震等級1、そのさらに1.25倍の地震力に耐えられる場合は耐震等級2、1.5倍に耐えられるなら耐震等級3と定められているようです。
詳しくは、住宅性能評価・表示協会の「地震などに対する強さ(構造の安定)」のページをご確認ください。
なお、耐震等級が高いと言っても、あくまでも構造躯体の倒壊・損傷のしにくさを表していますので、構造躯体以外のもの(壁紙とか、建具とか)への損傷は基準内の地震でも起こりえるので注意が必要ですね。
耐震等級2よりも3の方がいいかと言えば、耐震性能としてはよいのは間違いないのでしょうけれども、そこまで必要かどうかは、人それぞれなのかなと思います。
耐震等級は、間取りの自由度や最終的な価格などに影響があると思いますので(耐震等級をあげるために壁や柱を増やせば、間取りの自由度は少なくなり、必要な部材は多くなるので価格も上がる方向だと思います)、今の間取りが気に入っている場合には、建築基準法の基準以上の性能ではあるのですから、その気に入っている間取りを犠牲にしてまで耐震性能を高める必要はないという判断は十分にあるように思います。
(参考)「耐震等級3」は消防署・警察署など防災の要になる建物の、「耐震等級2」は病院・学校などの耐震性に相当すると言われているようです。
それでは、また。^^
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