今日は、太陽光発電を屋根に載せている方でパナソニックのHEMSを設置されている方(でまだご存じない方)に是非お読みいただきたい「エコレポート作成ツール(アプリ版)」をテーマに書いてみようと思います。
(普通、みなさんご存じなのかな?だとしたら、スミマセン・・・。既にご存知の方は、スルーしてくださいませ。)
1.HEMS(ヘムス)とは?
アプリの話に進む前に、「HEMS(ヘムス)とは?」として、パナソニックさんのページに書かれていた内容を引用させていただきます。
「HEMSとは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略です。
家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムです。
家電や電気設備とつないで、電気やガスなどの使用量をモニター画面などで「見える化」したり、家電機器を「自動制御」したりします。
政府は2030年までに全ての住まいにHEMSを設置することを目指しています※1。将来、HEMSが一家に一台の時代になるんです。
※1 平成24年「グリーン政策大綱」(内閣官房 国家戦略室)より」
AiSEGやスマート分電盤などを組み合わせて動作するシステムと捉えていいと思いますが、Fujisawa SSTの物件の場合、このHEMSが標準で設置されています。
2.エコレポート作成ツール(アプリ版)
そして、そのHEMSがもっと便利になるものとしてパナソニックさんが無償で提供されているのが、「エコレポート作成ツール(アプリ版)」です。
Fujisawa SST入居時にAiSEG自体の操作についてはある程度教わったものの、このツールについては特に説明はなかったので、私自身も、つい最近までその存在を知らなかったのですが(私だけ?)、このツール、とても便利です。
「アプリ版」というと紛らわしいですが、Windows PCにインストールして使うツールです。
接続図(同ツールのページより)
では、このツールを使ってどんなことができるのかと言いますと、AiSEGから情報を取り出して、「月間エコレポート」、 「年間エコレポート」、「使用ランキング」、「使用量変化の比較」の4つのレポートを作成してくれるのです。
実際にどんなレポートか、それぞれ見ていきます。
(以下の図はパナソニックさんのページからお借りしたもので、我が家の数値ではありませんので、ご注意ください。)
(1) 月間エコレポート
見ていただいたままなのですが、買電力量、太陽光発電力量、エネファーム発電力量、売電力量、ガス使用量、水道使用量、お湯使用量、蓄電池積算充電量を1ヶ月ごとに集計して、分かりやすくまとめてもらえます。
(2) 年間エコレポート
月間エコレポートが1ヶ月間の詳細レポートであるのに対して、こちらは、1年間を通じての電気代や水道代、ガス代の支払額の推移や、発電量の推移を見るためのレポートです。
(3) 使用ランキング
こちらは、その名のとおり、回路ごとの電力使用量のランキングをグラフ化したものです。トップ5までが表示されています。
(4) 使用量変化の比較
そのランキング上位5回路について、どの時間帯に使用電力量が大きいのか、何曜日に使用電力量が大きいのかをグラフ化したものです。
3.実際に使ってみた感想
AiSEGで各回路ごとの電力使用量などは把握できるものの、それを1ヶ月や1年で集計して、グラフにまとめて表示してもらえる、というのは、やはり傾向等を把握する上ではとても便利かなと思います。無償で提供されているので、パナソニックのHEMSを導入していて、まだこのツールを使用されていない方は、そのHEMSを最大限活用するためにも、このツールを使って損はないと思います。
Fujisawa SSTにお住まいの方にとっては、「毎月、エネレポ(エネルギーレポート)やエコレコ(エコライフレコメンド)として提供されているから、別に・・・」という感じかも知れません。
実際、この分析結果に戸別にコメントをつけてくれたり、Fujisawa SST内での似たようなご家庭との比較などの情報がさらに追加された状態で、エネレポやエコレコが毎月発行されていますので、そちらの方が充実していると思います。
ただ、エネレポ・エコレコが発行されるのは、大体翌月10日くらいなので、月が明けたらすぐに前月の状況を確認したいという方には、メリットがあるかも知れません。
あと、年間の傾向把握のできる「年間エコレポート」はエネレポ・エコレコにはない要素ですね。
それでは、また。^^
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にコメントください。なお、内容によっては削除等させていただくことがございますので、あらかじめご了承願います。