今日は、パナホームの24時間換気システム(ピュアテック)の効果を最大限に効かせるために、私が気をつけていることについて書いてみようと思います。
1.24時間換気の効果を最大化するために気をつけていること
24時間換気の効果を最大化するために、いくつかのことに気をつけています。
- 各部屋のドアをきちんと閉める(特に外出時や夜間。ただし、LDK横の和室は除く。)
- 暴風雨の時を除いて、自然換気口を開けておく
- 調理していない時はキッチンの換気扇を止めておく
何を当たり前のことを、と言われてしまいそうですが、上記に気をつけている理由は、端的に言えば、計画どおりの空気の流れとなるようにするためです。
我が家の場合、
- 1階LDKに設置された「呼吸の道タワー」から室内に空気を取り込み、LDK及びLDK横の和室の掃き出し窓の上についた「自然換気口」から吐き出す
- 1階玄関ホール(2階へ上がる階段の正面)に設置された「呼吸の道 換気間仕切り」から空気を取り込み、2階各部屋ドア上の「ドア上通気口」から各部屋の「天井換気口」を通じて空気を吐き出す、
(1) 1階の空気の流れを計画通りに!
1の空気の流れを計画通りに流すためには、まず、LDKのドアが閉まっていることが必要です(そうでないと、呼吸の道タワーから取り込んだ空気がLDKのドアから出て行ってしまいます)。
呼吸の道タワー
LDKのドアの上には、ドア上換気口がついていないことから、空気を通すことを想定していないことが分かります。
LDKのドアの上
LDK横の和室のふすまの上もドア上換気口がなく、和室のふすまを閉めてしまうと和室内の空気が動かなくなってしまうので、ふすまは逆に開けておく必要があります。
そして、1階LDK及びLDK横の和室の各掃き出し窓の上には、自然換気口がついています。
掃き出し窓上の自然換気口(開)
掃き出し窓上の自然換気口(閉)
この設備は、右下のつまみを引き下げてオレンジ色が見えている状態にすることで閉じることができるわけですが、計画通りの換気をするためには、原則として開けておくことが必要です。
ただ、つまみの横をよく見ると「台風や大雨、強風を伴う雨の場合は雨水の侵入のおそれがありますのでカチッと音がするまで、レバーを下げ<閉>にしてください」と書いてあります。
というわけで、例外的に、暴風雨の際は閉めておいた方がよさそうです。
それから、「パナホームの24時間換気システム(ピュアテック)の実力は?(冬・春編)(2015/3/22)」にて詳しく書きましたが、キッチンの換気扇と呼吸の道タワーとでは、キッチンの換気扇の方が排気量が大きいので、計画通りの空気の流れとするには調理時以外はキッチンの換気扇を止めておくことが必要です。
(2) 2階の空気の流れを計画通りに!
続いて、2階の空気の流れですが、我が家の場合、1階玄関ホール(2階に上がる階段の正面の壁)に設置された「呼吸の道 換気間仕切り」から空気を室内に取り込んでいます。
ここで、LDKのドアや洗面所のドアが開いていると、2階に空気が流れずに、1階LDKや洗面所から空気が抜けてしまうので、それらドアは閉めておかないと計画通りに空気が流れないことになってしまいます。
そして、2階の主寝室を含む各部屋を見てみると、ドアの上に「ドア上通気口」が設置されています。
ドア上通気口
さらに、各室内には、天井換気口が設置されています。
天井換気口
2階の各部屋のドアは閉めなくても、とりあえず、1階の各ドアを閉めて1階での空気の逃げ道をなくしておけば、1階の「呼吸の道 換気間仕切り」から取り込んだ空気が2階の各部屋に流れ込むとは思います。
ただ、2階も各部屋のドアを閉めてドア上通気口から入ってくるようにする方が、各部屋への流量が揃うのではないかなとも。
2.気をつけたことによる効果?!
さて、気になる効果ですが、入居して約1年半を経過しても、外出先から帰宅した際に嫌な匂いが全くしない、というのはまさに24時間換気がきちんと機能しているお陰なのかなと思います。
(もちろん、嫁子さんがいつも綺麗に掃除してくれているというのも大きいと思います。)
それから、こちらは気分的なものもあるかも知れませんが、各部屋のドアをきちんと閉めることで、各部屋をきちんと陽圧にすることができて、外からの花粉等の侵入をより抑えることができている感じがします。
地味ですけど、こんな感じできちんと換気が行われていることを実感できています。
というわけで、24時間換気の効果を最大限に活かすには、
- 換気扇の位置や吸排気口の位置を確認して、
- どんな空気の流れを想定して設計しているかを読み取って、
- ストレスのない範囲でその設計をなるべく活かすように生活する
今のパナホームの24時間換気は、方式が変わってしまいましたので、全く同じというわけにはいかないと思いますが、考え方自体は応用できるのではないかと思います。
注文住宅の方は、自分で空気の通り道を考えてみるのも楽しそうですね。
それでは、また。
(関連書籍)
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