ここのところ、まさに五月晴れが続いて「初夏の陽気が心地よい」というよりは、夏本番ですか?というような日々ですね。
それでも、夕方から夜にかけては結構涼しくなるのでまだマシです。
さて、今日は1年以上前に書いた「冬・春編」に続く夏編を書いてみようと思います。
「冬・春編」は私の拙いブログ記事の中では結構人気のある方のコンテンツでして、パナホームさんの床下を使った第2種換気システムの実力がどんなものなのか、興味のある方が多いようです。
ただ、最新のパナホームさんのHEPA+という換気システムは、第2種換気ではなくなってしまいました(ファンで強制的に給・排気する第1種
※2016/6/15追記: HEPA+は機械給気と機械排気の第1種換気という情報がありました。大変失礼いたしました。
それでも、床下を活用することに変わりはないので、その辺を中心にレビューしてみようと思います。
1.涼換気モードって涼しいの?
下の写真の、壁に取り付けてある縦長の機械が「呼吸の道タワーE」です。
品番は「FY-07GTE1RPH」となります。
こちらの機種の場合、普段は上側の通風孔だけから風が出て換気が行われています。
そして下側の通風孔は、涼換気機能がオンになると風が出てきます。
手動でもオンにできますが、「自動」に設定しておくと室内の温度が28℃以上になったら自動的にオンになって、風が出てきます。
その場合、緑色のエコナビランプが点灯します(エコナビ搭載なので、「E」が付くのでしょうね)。
この機能、要するに「床下の涼しい空気を普段よりも多く室内に取り込んで、部屋を涼しくしよう」というものです。
実際に涼しいかと言うと、吹き出す風に手を当てると確かに多少はヒンヤリしているように思います。
とは言え、今くらいの時期(梅雨が始まる前の初夏くらい)はよいのですが、夏本番になれば、やはりエアコンがなければいられません。
というわけで、「涼しい風が出てきて、それにあたると少し心地よいかも!」というくらいの感じですね。
ただ、換気が強制的に行われるので、外出時などに熱気がこもりにくいというメリットはありそうです。
梅雨時はどうかというと、やっぱり蒸し暑いです。
エアコンや除湿機を使って除湿をしても、それらを止めれば24時間換気で空気が入れ替わって元に戻ってしまうので、エアコンや除湿器の運転を継続する必要があります。
それを嫌って24時間換気を止めてしまうと、空気の入れ替えペースは遅くなるかもしれませんが、それでは本末転倒なので、換気システムを止めてしまうべきではないだろうと思います。
というわけで、パナホームさんの24時間換気はやはりあくまでも換気システムなので、当然ではあるのですが温度・湿度の調整はエアコンなどで別途行う必要があると言ってよいかと思います。
その分、熱交換や湿度の交換機能を持った大掛かりな全館空調システムに比べてランニングコストが低いですし、単純な仕組みなので故障しづらい(故障したとしても修理が容易)ということも言えると思いますので、よい点も悪い点もひっくるめて、そういう特性を持った装置と理解するのがよいのかなと思います。
2.床下の空気って本当に綺麗なの?
涼換気がオンになると、呼吸の道タワーの上下の通風孔から風が吹き出してくるわけですが、この空気がきれいなものなのかが気になるところです。
特に下側の通風孔は床下とも近いので、床下の空気が汚れていれば、それだけ出て来る空気も汚くなりそうです。
「冬・春編」にて、理屈上は綺麗、体感としても問題ないと書きましたが、実際のところ、どうなのでしょう。
そこで思いついてしまいました!
パナソニックの掃除機のハウスダスト発見センサーで通風孔からの空気を吸ってみたらどうなるでしょう?(ハウスダスト発見センサーについての説明はこちらのページへ)。
このハウスダスト発見センサー、使ったことのある方はお分かりかと思いますが、結構、精度よくハウスダストを発見してくれます。
というわけで、実際にやってみた動画がこちらです。
これを見ていただくとお分かりいただけるとおり、微細なハウスダストが通風孔から吹き出しているということは「ない」と断言してよさそうです。
(途中でランプが1回灯りますが、通風孔からの空気に反応したのではなく、呼吸の道タワーの筐体の段差にわずかに溜まった埃に反応したようで、すぐにランプが消えています。)
床下に浮遊している埃を吹き出し続けているなどと批判する記事などもどこかで見かけたことがあるように思いますが、そんな心配はしないでよいということですね。一安心です。
なお、最新の換気システムであるHEPA+では、床下から室内に至る途中でHEPAフィルターによってさらに綺麗な空気にしていますし、強制吸気の第2種換気ではなく、強制排気の第3種換気であることを考えても、床下から部屋に入ってくる空気は、我が家のものよりももっと綺麗なのではないかと思います。
ちなみに、使った掃除機はこちらです。
以上、「夏編」でした。
皆様の何かの参考になれば嬉しいです。
それでは、また。
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