少し前に、「【緊急提言!】 ふるさと納税に取り組む自治体の方々へ!(2016/12/21)」と題する記事で、藤沢市さんがふるさと納税への対応を強化しようとしていることを紹介させていただきました。
その具体的な取組みがついに始動したようなので、今日はその紹介をさせていただこうと思います。
2月16日に藤沢市の新着情報に「藤沢市ふるさと納税関係業務公募型プロポーザルの実施について」の記事が掲載されています。
そうなのです。
ついにネット対応をすべく、ふるさと納税関係業務を委託する業者の公募が始まりました。
応募の期限(参加表明)は2月28日ということで、あまり時間はないですね。
所定の様式での参加表明さえしていれば、提案書自体の提出期限は3月10日までということで、少し余裕があります。
3月17日にプレゼン、結果公表が3月24日ということで、年度末までに業者さんが決まるようです。
気になる募集の内容ですが、同ページで公表されている「藤沢市ふるさと納税関係業務委託仕様書」によると次のように書かれています。
- インターネット上(パソコン及び携帯電話)で本市に対するふるさと納税の申込受付・返礼品の選択・寄附金の決済までの手続きができる仕組みの提供
- 寄附金の収納管理及び本市への納入
- 返礼品の発注及び配送
- 寄附者等からの問い合わせ対応
- 寄附証明書の作成及び発送
- 返礼品の企画・調達等本市ふるさと納税関係事業に係る提案及びその実施
- データの保存
- 実施日程(予定)
- その他
まぁ、要するに、ふるさと納税関係業務一式、ですね。
中身を詳しく見てみると、例えば、クレジットカード決済(「VISA」、「MasterCard」、「JCB」、「AmericanExpress」及び「DinersClub」)への対応が明記されているので、クレジットカード払いができる形にはなるようです。
8.実施日程(予定)によると、3~4月に返礼品の募集が行なわれて、7~9月に寄付の受入開始とされています。
どんな返礼品が集まるのか、楽しみですね。
程島さんのお肉とかだったら、藤沢市に寄付してしまいそう。JAさがみさんが協力してくれたりすることも期待したいところです。
「返礼品の調達にあたっては本市と協議すること」となっていますが、以前の記事で紹介させていただいたように、「藤沢市に来たくなり、住みたくなるような観光や、収穫体験などの『体験型』」にこだわるのでしょうか。
同ページにあわせて公表されている実施要領に応募資格なども書かれているので、気になる方はチェックしてみてください。
「他自治体において本業務または類似業務(業務内容①~④、または⑥のいずれかの業務)の受託実績(契約中のものを含む)があること。」とあるので、さとふるさんやふるなびさんのような、ふるさと納税サイトの運営の実績のあるところ、もしくはそれらサイトと接続できるシステムの提供実績のあるところの応募を期待しているという感じのようです。
藤沢市民として思うことはひとつ!
「一番いいのを頼む」
ゲーム「エル・シャダイ」より
って、ネタが古すぎますね(元ネタは、「El Shaddai ASCENSION OF THE METATRON」というゲームのPVです)。
まずは、きちんとした仕組みを用意して、仕組みの面で他自治体に負けないようにしてもらいたいなと思います。
ちなみに、つい先日も「ふるさと納税で「赤字4億円」…町田市長が批判」なんていう記事で、ふるさと納税の制度を批判する自治体の声があがっています。
でも、以前にも書いたように、制度批判をしていても仕方ないと思うのですよね。
少なくとも藤沢市には返礼品競争を勝ち抜けるだけのポテンシャルがあると思うので、ぜひぜひ、頑張っていただきたいなと思います!
それでは、また。
(関連記事)
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にコメントください。なお、内容によっては削除等させていただくことがございますので、あらかじめご了承願います。