ここ数日はとても過ごしやすい陽気になりました。
もうすっかり秋です。
さて、今日はタイトルの通り、うちの冷蔵庫についてHEMSで分析してみようと思います。
1、我が家の冷蔵庫!
我が家の冷蔵庫はこちら。
2008年に購入した東芝製のGR-W50FT(XT)という製品です。
冷蔵庫の扉の内側に次のシールが貼ってありました。
2008年製と右下に大きく書かれています。今年でもう10年目です。
定格内容積は495L。
そして、消費電力量は520kWh/年とされています。
こちらの冷蔵庫、ワンタッチで冷蔵室の扉が開けられるのがとても便利で、FujisawaSSTに引っ越しをする前から愛用してきました。
特に使っていて困ることもなかったのですが、なんとなく冷えにくくなってきているような?
とは言え、いつもあまり冷えないというわけではなく、基本的には問題なく冷えているので逆に困りもの。
どうせならはっきりと故障してくれれば、買い替えの決心もつくというものなのですが。
2.HEMSで調べてみた!
冷えにくいということは、使用電力量にも影響があるだろうというわけで、どれくらいの消費電力になっているのかをHEMSで見てみました。
2017年の冷蔵庫の使用電力量(2017年9月3日まで)
どれどれ、冷蔵庫の今年の使用電力量は今の時点で624.4kWh・・・え?
定格だと年間520kWhのはずなのに、8月が終わった段階で既に624.4kWhなの?
しかも、1年前(2016年)のグラフ(薄い色で表示されています)よりも、ほぼ毎月上回っている?
それでは、ということで、2016年のグラフを表示してみたのがこちら。
2016年の冷蔵庫の使用電力量
・・・年間835.6kWhで電気代20,064円?!
しかも、さらにその前年よりも使用電力量が増えている?!
というわけで、ここ3年間の冷蔵庫の使用電力量を整理して表計算ソフトでグラフにしてみました(冷蔵庫の使用開始から7年目の途中でFujisawaSSTに引っ越したので、そこからのグラフとなります)。
FujisawaSST入居以来の冷蔵庫の使用電力量推移
一目瞭然ですね。
この3年間の推移を見てみると、毎年、各月の使用電力量が確実に増えていることが分かります(青よりも赤、赤よりも黄色の方が値が大きくなっています)。
そして、定格の520kWh/年を月平均にならした紫色の線(定格の平均線)よりも、常に大きな値を示しているという。
本来なら、夏場は平均線の上側に来ても、冬には下に来ているはずだと思うのですが。
冷蔵庫って、10年近く経つと、こういう感じで年々使用電力量が増えていく形で劣化していくのですね(異なる劣化のパターンもあるとは思いますが)。
3.もう買い替えるべきなのか?
年々、冷蔵庫の使用電力量が大きくなって電気代が高くなっていることは分かりました。
理屈としては、「この状態で使い続けた場合の電気代」と、「新しい冷蔵庫に買い替えた場合の冷蔵庫の購入費用+新しい冷蔵庫での電気代」とを比べて、数年で差額を取り戻せるようであれば、買い替えた方がいいということになります。
同じ東芝製の最新型冷蔵庫で同じくらいのサイズのものを見てみます。
現行機種だと、GR-K510FWXという製品が510Lということで近そうです。
GR-K510FWXのお値段を価格.comで調べたところ、(最安値はともかくとして)9月3日時点でノジマオンラインさんで178,000円とのこと。
やはり、結構しますね。
続いて、電気代。
すごいですね。この約10年間の間に、定格ベースで520kWhの約半分になっています。
実績ベースで比較すると、2016年実績では835.6kWhの約3分の1!
今年はもっと使用電力量が大きくなっていることも踏まえると、電気代は年間で1.5万円くらい浮くことになりそうです。
ということは・・・こ、これは悩ましい。^^;
仮に1.5万円/年の電気代が浮いたとしても、10年では新しい冷蔵庫の購入費用を償却できない感じという計算になるようです。
ただ、今後、オール電化の電気料金プランの変更で電気代自体が値上がりする可能性が高いので、10年でトントンくらいにはなるかも知れません。
それを踏まえれば、まぁ、明らかに損をするというわけでもなさそうです。
環境負荷を減らす観点も加味して、思い切って新しい冷蔵庫に買い替えるのがよいのでしょうね。
というわけで、HEMSを使った冷蔵庫の買い替え時の検討でした!
こういう検討がきっちりとできるのは、HEMS導入のメリットのひとつと言えそうです。
それでは、また。
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