今日は、Fujisawa SSTと並ぶ、もうひとつのSSTについて見てみようと思います。
そう。Tsunashima SSTです。
Fujisawa SSTと同じく、Panasonicの工場跡地に開発が進められている、もうひとつのSSTです。
2015年3月27日に発表されたプレスリリースはこちら(PDF注意)。
2018年の街開きに向けて、まさに始動したところと言ってよさそうです。
こちらのゾーニングの図を見ると、技術開発施設と商業施設がメインで、住宅は比較的狭い敷地で、戸建ではなく集合住宅ができるということのようです。
商業施設なども含めた総敷地面積が37,900㎡ということで、藤沢SSTの193,154.81㎡と比べると、少しコンパクトな開発のようです。
技術開発施設には、iPhoneなどで有名なあのアップルの研究所が入るようです。
となると、日本の会社向けのこぜまい研究施設ではなく、贅沢に空間を使った先進的な建物になりそうですね。勝手なイメージですけど。
また、商業施設としては、すぐ近くのユニーの運営するアピタ綱島(以前はサンテラス綱島という名称だった模様)が移転してくるようです。そのままということではないでしょうから、どんなショッピングセンターになるのか、近隣の方にとっても楽しみですね。
住宅は、野村不動産が手がけるようなので、PROUDブランドでいくのかな。
って、もともとPROUD綱島が綱島街道を挟んだ向かいにあるのですね。
思い切って、新ブランドというのもアリかも知れませんね。
藤沢SSTが三井、綱島SSTが野村ということで、両社の戦いという視点でも面白いところです。
スマートタウン・マネジメントとしてパナソニックが提供しようとしている内容がまた結構アグレッシブな内容ですね。
太陽光発電だけでなく、水素エネルギーを活用しようとしていたり、画像認識を使ったセキュリティとか、多言語翻訳によるコミュニティづくりとか。
どこまで実現されるかは分かりませんが、住宅に力点を置いた藤沢SSTとはまた違った未来都市の形が提案されるようなので楽しみです。
ちなみに、藤沢SSTと綱島SSTのロゴマーク、違うけどどこか似ているような感じがします。
(勝手な推測ですけど、藤沢のほうはサスティナブルのS、綱島のほうは横浜のYが入っているのかな。)
それでは、また。
(参考)
Fujisawa SSTやTsunashima SSTについて書かれたわけではないようですが、本日、スマートシティのIoTプロジェクトについてまとめたレポート「IoTプロジェクト縦覧【スマートシティ編】」が日経BPから発売されるようです。
これは、スマートシティ・スマートタウンに関わる事業者の方々にとっては、必読書かも知れないですね。
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