今日は、パナホームの建売分譲戸建の物件に実際に住んでみて、「よく考えられているなぁ」と思ったことを、少し書いてみようと思います。
建売分譲住宅ということで、施主の意向が反映されているわけではなく、設計士さんが設計時点ではどんな人が住むかも分からない中でどれだけ想像力を働かせることができたかで、使い勝手が決まってきます。
家の基本性能もさることながら、住み心地という点では、設計時にどれだけ細かな部分に気を配ることができているかも重要なのかなと思います。
それでは、私が実感した「よく考えられているなぁ」というポイントについて、3点ほど紹介させていただきます。
1.天井の高さ
我が家は、2階は2.4mの天井高ですが、1階は2.55mになっています。
この15cmの違いが結構大きくて、1階のLDKの開放感に繋がっているのだなぁと実感しています。
もちろん、2.7mとか、もっと極端に言えば吹き抜けとか、もっともっと高い天井も世の中にはあるわけですが、斜線規制のことなどもあわせて考えた際に、我が家にとっては今の組合せがとてもよい組合せだったのではないかと思います。
天井の高さは部屋の広さとの兼ね合いで決めた方がよいようですが、我が家の18畳くらいのLDKなら2.55mというのはかなりよいバランスと言えそうです。
逆に、2階は標準的な2.4mですが、個々の部屋の広さが一桁台なので、それもちょうどよいバランスかなと思います。
というわけで、これからおうちを建てる方は、色々な物件を見に行って、お部屋の床面積との関係でご自身が気に入る天井高をじっくりと吟味されてはと思います。
2、階段のはめごろし窓
我が家の階段はコの字型に折れ曲がっているのですが、コの縦棒部分が北側で、そこにはめごろしの窓(曇りガラス)が1つ設置されています。
この窓のお陰で、階段に自然光を取り入れることができています。
しかも、北側の窓で曇りガラスということもあって、季節や日中の時間帯に左右されない(朝日がまぶしかったり、西日がきつかったりということがない)、やさしい光が射しています。
はめごろしではなく、開閉できてもよかったのかも知れませんが、階段は吹き抜けになっていて、窓は比較的高い位置にあるので、開閉できるようにする場合は操作用の紐や棒を垂らす必要がありそうです。
そうすると、そのパーツに埃がたまったり、窓を開けた際に窓枠などが汚れても、それを掃除することが難しかったりしそうなので、はめごろしというのも適切な選択だったのではないかと思います。
3.コンセントの数と位置
よく「コンセントは多めにつけてもらった方がいい」と言いますが、電気製品の種類も増えてきているので、それはそのとおりと思います。注文住宅では、ハウスメーカーさんや工務店さんの提案に、自分で追加したい位置をお伝えするなど出来るわけですが、建売分譲では設計担当の方の想像力が全てです。
実はこの点については、100%満足しているわけではなく、3箇所ほど、追加もしくは変更したい位置があります。
ただ、それだけで済んでいるというのは、実はかなりすごいことなのではと感じています。
(ちなみに1階屋内だけで25箇所ほどコンセントがありますが、常時/都度をあわせて、22箇所のコンセントを活用しています。)
ちなみに、追加もしくは変更したい3箇所というのは、次のとおりです。
- コードレス掃除機を収納している収納の内側・・・その掃除機の充電用に
- 生ゴミ処理機を置いている台所・・・低い位置にもうひとつあると完璧でした(台所内の届くところにコンセントはありますし、夜間だけの接続なので不便ではないのですが)
- 2階洋室のTV端子の位置・・・都合により、やや大きめのTVをその洋室に置いており、TV端子付近にTVを置くと腰窓とかぶってしまいます。洋室の広さを考えると、腰窓とかぶらないくらいのサイズのTVで十分だと思いますので、ここまでは事前想定できないとは思いますが。
2、3は、想定しづらい もしくは 想定不可能なものだと思いますが、1の収納内のコンセントというのは事前想定できる範囲かも知れません。
ひょっとしたら、収納内を綺麗にしておかないと埃がたまって火事に発展しかねないので、建売分譲のプランとしてはわざと収納内にコンセントを設けることをしていないということかも知れないですね。
上記3点以外でも、玄関ドアの採光部(これがなかったら、日中の玄関の明るさが全然違ったと思います)、手すり(絶妙な場所についています)、フットライト(階段に設置されていますが、意外と重宝します)も、「よく考えられているなぁ」と感じています。
また、大きく「不便!」と感じることがほとんどないので、全体的によく練られているのかなとも思います。
というわけで、総じて、「設計士さんGJ!」ですね。
これからの購入を考えていらっしゃる方も、この辺の細かなところもご覧になられてみるとよいかも知れません。
それでは、また。^^
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