先日、東京電力さんが検針時にあるお知らせを郵便受けに投函されていきました。
今日はその件について少し書いてみようと思います。
1.投函されたお知らせ
我が家の郵便受けに投函されたのは、こんなお知らせです。
(表紙)
三つ折りになっていまして、開いてみるとこんな感じです。
(内側)
(外側)
電力自由化、確かに聞いたことはありましたが、来年4月からなのですね。
工場などの大口だけでなく、一般家庭でも電力会社を選べるようになると。
東京電力さんとしては、「電気だけではなく、『ガス』、『携帯電話』、『家電』、『Webサービス』、『ポイントサービス』など、さまざまな分野・業種との連携により、お客さまの暮らしを豊かにする『新サービス』を順次開始いたします。」ということで、サービスの充実を図っていくようです。
単純な価格競争に陥らないように、ということかなと思いますが、便利になるなら自由化の意味があるというものですね。
なお、このお知らせの表紙には「料金プラン順次拡大」とありますが、肝心な新しい料金プランは掲載されていませんでした。
「順次公表」していくとのこと。
2.既存料金プランは今のうちに!?
今回のお知らせの中で少し気になったのは、このページです。
写真だとちょっと読みづらいですね。
こんなことが書かれています。
料金プランの拡大に伴い、以下のプランにつきましては、2016年3月31日をもって、新規ご加入の受付を終了させていただきます。
なお、2016年3月31日時点で、これらのプランにご加入いただいているお客様におかれましては、引き続きご利用いただけます。
新たな料金プランにつきましては、新規ご加入の受付を終了するプランの後継となるプランも含め、順次公表してまいります。
●ナイト8 ●ナイト10 ●電化上手 ●ピークシフトプラン ●夜得プラン ●朝得プラン ●半日お得プラン ●土日お得プラン ●低圧高負荷 ●農業用季時別 ●深夜電力 ●融雪用電力
ほぼ同じ(むしろ詳しい)内容が、10月5日に、「電気料金プランの見直しについて」という東京電力さんのプレスリリースでも書かれていますので、詳しくはそちらもご覧ください。
要約すると、
- 従量電灯B・C以外の現行プランは、来年4月1日以降は選択できない
- 来年3月31日までに契約した場合は電力自由化後もその契約内容で継続利用できる
- 4月1日以降に新しい料金プランに変更した場合、現行料金プランに戻ることはできない
といった感じでしょうか。
新しい料金プランがどんな内容になるかわかりませんが、ラインナップが整理統合されるなどして、今よりも種類が減るようなことがあれば、今のうちにお得な料金プランに切り替えておくことが必要かも知れません。
オール電化の場合は現時点ではほぼ「電化上手」一択だと思われますが、電気・ガス併用の方、Fujisawa SSTで言えばエネファームを採用している物件にお住まいの方は、一度、料金プランを見直してみるとよいかも知れないですね。
東京電力さんの「お選びいただける電気料金メニュー」のページの「カンタン診断!」というツールで、ユーザー登録なしにご家庭にあった料金プランを知ることができます。
ただ、東京電力さんの公式サービスで、さきほど紹介したお知らせでもおすすめされている「でんき家計簿」にユーザー登録して、「お得な料金メニューを探す」を使った方が、詳細な診断結果を知ることができるので、おすすめです。
おわりに
まぁ、新料金プランは、基本的には今よりお得になることが期待されていますので、わざわざそんな面倒なことをしなくてもよいのかも知れません。
でも、イギリスでは、電力自由化後にむしろ料金が上がってしまったということがあったようで、日本で同じ状況にならないように既存の料金プランを使用し続けられるようにしたらしいです(価格.comの電力自由化に関するQ&Aより)。
というわけで、実際に料金プランを変更するか否かは別としても、今の契約が自分のライフスタイルに合っているかを確認しておいたとしても損はないのかなと思います。
それでは、また。
(関連書籍)
でんき家計簿は今、くらしTEPCOに変わったようです。
返信削除サイトを載せますね。
https://selectra.jp/energy/kaisha/tepco/kurashi