今日は、FujisawaSSTの道路事情について、ちょっと書いてみようと思います。
FujisawaSSTの道路の設計については、「FujisawaSSTの挑戦 EPISODE 05 不動産価値」に基本的な考え方が紹介されています。
同ページによると、交通安全対策として「外周道路から街への出入り口を極力少なくし、街中の交通量を少なくしています。また、街路を蛇行させてつくるなど車のスピードを抑える工夫も施しています。」とのこと。
これはこれで、確かにその通りではあります。
その通りなのですが、少し前に、某住宅系掲示板にて「SSTの西側街区は、道路が回遊している東側と違い、直線道路で走りやすいので、 渋滞を避けて入ってきてすごいスピードで通り抜ける車やバイクが多く、朝や夕方はとても気を使います。」との書き込みがありました。
この書き込みにも頷けるところがあって、確かにちょっと「危ないな」と思う個所がいくつかあるようにも感じています。
1.販売センター前T字路「一時停止はどっち?」【要注意度★】
危ないなと思う場所1(写真はグーグルマップを加工)
まずは1ヶ所目。
湘南新道から藤沢SST前の交差点を曲がって進むと、パナホームさんと三井不動産レジデンシャルさんが物件を販売する販売センターに突き当たります。
この道路は将来的にはJRの線路をまたぐ「(仮称)南北線」になることが予定されているかなり広い道路で、その道路が販売センター前の東西に走る道で途切れる形のT字路になっています。
ここの交差点、南北線予定道路側が一時停止する側で、道路には「止まれ」の文字も書いてあります。
が、結構な頻度で一時停止せずに左折して湘南T-SITEの第2駐車場に入っていこうとする車を見かけます。
まぁ、見通しの良い交差点なので事故になる可能性は低いとは思いますが、ナチュラルに全く止まらずに曲がっていく車があるので、要注意かなと。
ここは道路が広すぎて見通しがよく、交通量が少ないからこその問題なのかなと思います。
2.湘南T-SITE2号館〜3号館の間「車の陰から歩行者が!」【要注意度★★★】
危ないなと思う場所2(写真はグーグルマップを加工)
続いて2ヶ所目。
湘南T-SITEの2号館と3号館の間は、お店の出入り口前には横断歩道が無くて、ついついT-SITEのお客さんが横断歩道でないところを横断してしまうという問題があるのですが、この問題が極めて凶悪になるタイミングがあります。
それは、「湘南T-SITEの第1駐車場に入ろうとする車が列を作っている時」です。
この時、2号館から出てきた子供が3号館に向かって車の陰から飛び出してくることがあるのです。
イメージ図(グーグルストリートビューの画像を加工)
これ、本気で怖いです。
一度その体験をした私は、もう二度とこの道を車では通らないことに決めました。
歩道の植栽は藤沢市の管轄ということで、市に対応を求めて歩行者が横断してしまわないように立て看板を立てたり色々としようとはされているようですが、なかなか抜本対策は難しいようです。
ただ、悲惨な事故が起きてからでは遅いです。
個人的には(勝手なことを申し上げて関係者には申し訳ありませんが)、お店の敷地からの出口を横断歩道の方向に向けるような形で湘南T-SITEの外構のレイアウトを変える(モトベロさんに提供している屋外スペースを通って交差点の方に行くしかないようにする)などする必要があるように思っています。
その動線に合わせていかにお客さんを楽しませるか、という方向で工夫できるとよいのですけれど。
3.西側街区の縦方向のガーデンパス「家の陰から歩行者が!」【要注意度★★★】
危ないなと思う場所3(写真はグーグルマップを加工)
FujisawaSSTの西側には、車で通れる出入り口がひとつあります。
冒頭で述べた某掲示板に書かれたのは、この出入り口から入ってきた車が猛スピードで湘南T-SITEないしは街の東側に抜けていくというもの。
まぁ、公道ですから誰が通ろうと自由です。
ただ、ここで問題なのが、西側街区にある公園「アクティブパーク」に抜ける縦方向(北西から南東方向)のガーデンパスの存在です。
縦方向にガーデンパスが通っているのは、公園へアクセスする際に余計にまわりこまなくて済むので非常に便利です。
また、南北方向の風の通り道にもなっています。
でも、車道と直角に交わるこの縦方向のガーデンパスは、どうしても歩行者が家の陰から出て来る形になってしまいます。
イメージ図(グーグルストリートビューの画像を加工)
もちろん、上のイメージ図のようなのは極端な例です。
ただ、近隣住民として道路に突然飛び出したりしないように気をつけたり、自分たちが車を走らせる時には徐行したりなどしたとしても、街の外から来られた車が猛スピードで通過するとすれば・・・。
やはり事故が起きやすいスポットだと思うので、何らかの対処がなされることを期待したいところです。
ちょっと不思議なのが、上の写真にもある車道の緑色にペイントされた箇所です。
FujisawaSST内の車道のガーデンパスとガーデンパスを接続している部分が緑色に塗られているようです。
住民であれば、この緑色に塗られたところは「歩行者が通る確率が高い箇所」と認識していると思います。
でも、外からこの街に来られた人は、そんなことはご存知ないですよね。
これが横断歩道だったら、状況はかなりちがってくると思います。
横断歩道なら、事故発生時の過失割合が自動車側にかなり不利になるので、スピードを抑えようとする効果が働くと思うのです。
というわけで、神奈川県の「道路標識・交通信号機意見箱」に意見をよせるのがよさそうです(声を伝えていくことが必要・重要だと思います)。
ちなみに、海外の面白い取組みとして、アイスランドでは錯覚を利用した「3D横断歩道」なるものがあるらしいです。
出っ張って(宙に浮いて)見えるので、思わずスピードを落してしまうとか。
こういうのも実証実験としてやってくれたら、大歓迎なのですけどね。
それでは、また。
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