なんだか最近、一気に暖かくなってきた感がありますね。
今週は、20℃を超える日もあるようです。
このまま暖かくなる一方ならまだよいのですが、突然、寒くなったりもするので、衣替えのこととかを考えると困りものです。
まぁ、仕方ないですけどね。
さて、今日は、最近、FujisawaSSTでも少し話題になっている宅配ボックスについて、ちょっと調べてみたので、書いてみようと思います。
1.戸建て用宅配ボックス!
宅配ボックスはマンションでは普及しつつあるようですが(例えば、プラウド綱島SSTでもこちらのプレスリリースによれば宅配ボックスが設置されているとのこと。しかもハンズフリーで操作できるようです)、最近は、戸建てにも採用が広がっているようです。
なぜ設置するかと言えばやはり便利だからですよね。
パナソニックさんが2017年に行なった実証実験によると、宅配ボックスの設置で、再配達が49%から8%に劇的に低下したとのこと。
FujisawaSSTの場合は、ヤマト運輸さんによる一括配送(ほとんどの運送業者さんの個人向け配送をクロネコヤマトさんが一度預かってまとめて配送する仕組みです)が行われていますし、配達前に連絡が来ることにもなっていて、都合が悪ければ配達日時をずらしてもらうこともできるので、ここまで劇的に変わるものではないかも知れませんが、便利は便利だろうなと思います。
特に最近の宅配サービスはすごくスピーディで、配達日時を変更する前にもう配達に出てしまっていたりすることもありますし、在宅していても手が離せない場合なんかもあったりしますので。
ちょっとなら大丈夫かなと思ってトイレに入ったらピンポーンなんていうこともしばしば・・・(ヤマトさん、ごめんなさい)。
2.宅配ボックス、何でもいいわけではないらしい?!
ネットで宅配ボックスを調べていて気付いたことがひとつ。
折角宅配ボックスを置いても「運送業者さんが使ってくれない」という悩みが、結構あるみたいです。
(1)郵便局さんの場合
郵便局さんの場合、わざわざ「戸建住宅に設置した宅配ボックスへの書留郵便物等の配達」というページが用意されていました。
そのページによると、「2017年6月1日から、配達時にお客さまがご不在だった場合、戸建住宅に設置した宅配ボックスへ書留郵便物等を配達するサービスを開始します」とのこと。
宅配便だけでなく書留郵便(現金書留除く)にも対応するということで、厳格にルールを定めているようで、具体的には、どんな宅配ボックスでもよいわけではなく、次のような規格要件を定めていらっしゃいます。
- 受取人さまの住所または居所と同一建物内または同一構内に設置されていること。
- 収納した郵便物等が外部から完全に見えない構造である等、郵便物等を安全に保管できること。
- 盗難を防ぐため、アンカー等により躯体などへ固定されていること。
- 正当受取人さまのみが受け取りできる機能(注)を有していること。
(注)受取人さまに、宅配ボックス開錠用のパスワードをお知らせする必要がある場合は、そのお知らせを投入するため、施錠可能な郵便受箱(ポスト)が必要となります。
確かに、施錠できなければ配達後に誰かが持って行ってしまうかも知れません。
しっかりと固定されたものでなければ、宅配ボックスごと盗まれてしまうこともあるでしょうし、外出中に他人が適当に配達ボックスを家の前に設置して、帰宅前に撤去することで宅配便を盗むなんていう可能性すらも考えられます。
そういう意味では上記の規格要件を満たすことは、配達された/されていないというトラブルを避けるために最低限必要なことなのでしょうね。
なお、上記ページによると、単に規格要件を満たせばよいわけではなく、事前に自宅の配達を受け持つ郵便局に申請を出して、郵便局の職員さんが本当に規格要件を満たすかどうかをチェックするそうです。
そして、OKの場合は、宅配ボックスの内側に二次元バーコードを貼り付けて、チェック済みであることが分かるようにするようです。
「指定場所配達(戸建住宅向け宅配ボックス)に関する依頼書(PDF84kバイト)」も上記ページに置いてあり、留意事項の説明も書かれているので、宅配ボックスを導入される前に、目を通しておいた方がよさそうです。
(2)他の宅配便業者さんの場合
似たようなページがヤマト運輸さんや佐川急便さんのページにもないかなと探してみましたが、戸建ての宅配ボックスについて記載している同様のページは見当たりませんでした(2018/3/11現在)。
そのため、確実に戸建てに設置された宅配ボックスを活用してもらうには、個別に最寄りの営業所に確認をとるのがよさそうです。
ただ、少なくとも宅配ボックス自体は郵便局さんの規格要件を備えたものを導入しておくべきかなと思います。
また、ネットショッピングなどを利用する際には、自宅住所の二行目に「不在時には宅配ボックスへお願いします」と書いておくなど、配達される方に分かるように書いておくのも有効なようです。
また、インターフォンの近くに、次のようなプレートを貼っておいてもいいかも知れないですね。
また、インターフォンの近くに、次のようなプレートを貼っておいてもいいかも知れないですね。
3.どんな選択肢があるの?
戸建て用の宅配ボックスと言っても、複数の選択肢があるようです。
考慮すべき要素は、次のような点でしょうか。
考慮すべき要素は、次のような点でしょうか。
- 電気制御式 or 機械式(前者は設置時に電気工事も必要になってしまいますが、その分、メール連携など多機能な場合が多いようです。逆に後者はランニングコストが掛からないのが魅力ですね。故障も少ないでしょう。)
- 荷物を前から入れて前から取り出すタイプ or 前から入れて後ろから取り出すタイプ(どこに設置するか次第かなと思います)
- 鍵を用いて施錠するタイプ or ダイヤルや暗証番号などで施錠するタイプ(鍵は安心ですが持ち運びが少し面倒、ダイヤルや暗証番号などは手ぶらで操作できます)
- 本体サイズ(受け取れる荷物のサイズが小さくてもよければ省スペースタイプを選べますし、できるだけ大きな荷物も受け取れるようにする場合には、やはり大き目のタイプを選ぶ必要があります)
- 設置場所(門塀に埋め込んだり、住宅の壁に掛けたり、玄関ポーチに固定したりなど、幅広く選択肢があるようです)
設置場所は、パナソニックさんのこちらのページを見ると、イメージが湧きやすいですね。
お客様の声を集めたページもとても素敵な施工例ばかりで、羨ましくなってしまいます。
やはり一番いいのは、多機能なタイプを玄関脇に埋め込んで、外から宅配ボックスに入れてもらったものを家の中で取り出すことができるようにすることでしょう。
新築時や大規模リフォーム時にだけ検討できる選択肢ですけれど。
宅配ボックスの中にはワイヤーなどで簡易的に固定する安価なタイプもあるようですが、利用頻度が高い場合などは、やはりきちんと業者さんに頼んでしっかり固定してもらうのがいいのかなと思います。
利用者にとっても安心ですが、各運送会社さんも安心して宅配ボックスを使えるでしょうから。
それでは、また。
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