今日は、9月21日にバージョンアップされた、パナソニックさんのスマートHEMSサービスアプリについて書いてみようと思います。
1.スマートHEMSサービスアプリがバージョンアップ!
どうやら今回のバージョンアップについては、プレスリリースのような形で大々的には発表していないようです。
アプリの説明画面によると、バージョン1.2.0として、次の8項目が機能追加されているとのこと。
- 電力料金プラン診断シミュレーション
- 家電のON忘れお知らせ
- 帰宅チェック
- 家電の運転停止お知らせ
- 宅外からの機器コントロール(AiSEG対応照明、AiSEG対応エアコン、AiSEG対応電動窓シャッター、AiSEG対応空気清浄機、AiSEG対応エコキュート)
- 蓄電システム状態表示
- 水、ガスの使用量、料金表示
- 「MyHEMS」サービス内、分析レポート(マンスリー版)
※11月より配信
早速、少し使ってみましたが、バージョンアップ項目の最初に書かれている「電力料金プラン診断シミュレーション」。これ、結構すごいと思います。
画面下の「省エネ」のアイコンを押すと、「電力プラン診断」というアイコンが追加されていました(ほかにも、「水」や「蓄電池」も今回での追加ですね)。
そして、「電力プラン診断」のアイコンを押すと・・・
と表示されて、「表示」のボタンを押すとブラウザが起動しして「電力プラン診断」が始まります。
ここで、「ご契約中の電力会社」「契約プラン」「契約種類」「契約電流/契約容量」「診断対象期間」をそれぞれプルダウンメニューから設定します。
次のように設定して、「診断する」のリンクを押してみました。
- ご契約中の電力会社:東京電力
- 契約プラン:電化上手
- 契約種類:容量契約
- 契約容量:10kVA
- 診断対象期間:先月から過去1年
ジャーン!
これによると、現在の電化上手との差額が、もっとも小さい「スマートライフプラン」でも、+25,093円,
つまり、増額という計算結果になりました。
以前に記事「東京電力の新料金プラン!むしろ値上げ?(2016/1/11) 」で、電化上手からスマートライフプランに切り替えると、ものすごく値上げになるのでは?と書きましたが、それを裏付ける結果です。
料金プランの診断ができるサイトはいくつかありますが、概算ではなく、HEMSデータを用いて計算してくれるというのは画期的ですね。
現状では、北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力にしか対応できていませんが、この4月の自由化後の新電力にも対応すれば、向かうところ敵なし状態なのではないでしょうか。
他の追加機能はまだ十分に試せていないので、また機会があればレポートさせていただこうと思います。
2.スマートHEMSサービス講習会に参加してみた!
今回のバージョンアップのプロモーションかどうかはよくわかりませんが、先日、FujisawaSSTの住人向けに、パナソニックさんによるスマートHEMSサービスの講習会が開催されましたので、参加してきました。
FujisawaSSTの住人向けの実施となったのは、推測ですが、全戸にパナソニック製のHEMSが設置されているので人を集めやすいという要素が大きいのかなと思います。
講習会の構成は、スマートHEMSサービスアプリの簡単な紹介映像の上映と、スマートフォンへのインストールの仕方の説明でした。
紹介映像は、全く同じものではないかも知れませんが、Youtubeの公式チャンネルでも見られますね。
インストールの手順説明は、スマートHEMSサービスのページの「サービスアプリのはじめかたと注意事項」と内容的には同じです。
講習会ではアプリのインストールまでだったのですが(初期設定時に自宅のAiSEGの情報も必要になるので、そこまでしかできないのですよね)、説明を伺っていて思ったのは、やっぱり「使えるようにするまでがちょっと大変!!」ということ。
HEMS設置時にアプリのインストール~説明までを実施してもらえるように設置業者の方々にご協力いただくか、Wi-Fiの接続設定のように、ワンタッチでできるようになるとよりよいように思います。
インストール&設定さえ終われば、とっても便利なツールなので、あと一息だと思うのですよね。
なんて、偉そうなことを書きましたが、説明にお越し下さったパナソニックの方々、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。
そうそう。
講習会参加者には、販促物をいくつかくださいました(クリアファイル×2、付箋紙、フリクションボールペン、ラバーウッドマルチスタンド)。
特に、一番右端のラバーウッドマルチスタンドは、タブレットにも使えるので重宝しそうです。
というわけで、とってもお得なセミナーでした。ありがとうございました。
それでは、また。