藤沢SSTと言えば、無電柱・無電線な街並みが特徴のひとつと思います。
そのお陰で湘南の青い空が本当に綺麗に見えて、気持ちがよいです。
最近の西側街区の様子
電柱・電線のない街並ってやっぱりいいですよね。
今日はそんな無電柱・無電線な街並みについて、ちょっと改めて考えてみようと思います。
1.綺麗なだけじゃないの?
綺麗なだけで、わざわざ多大なコストをかけて無電柱化を進めるほどの意味なんてあるの?ってお思いの方もいらっしゃると思います。
国土交通省さんのページによると、無電柱化は次の3つの目的で推進しているそうです。
(1)景観・観光:景観の阻害要因となる電柱・電線をなくし、良好な景観を形成します。
(2)安全・快適:無電柱化により歩道の有効幅員を広げることで、通行空間の安全性・快適性を確保します。
(3)防災:大規模災害(地震、竜巻、台風等)が起きた際に、電柱等が倒壊することによる道路の寸断を防止します。
やはり、良好な景観が1番目に来ていますが、それだけではないのですね。
確かに、狭い道に電柱があると歩きにくいし、電柱を避けようとして車と接触、なんていう事故原因になったりもしそうです。
そして、防災。
電柱の倒壊は、倒れるその瞬間も危ないですし、倒れた後も道が塞がれて大変そうです。
こういう観点でのメリットもあって推進されていたのですね。知らなかったです。
2.無電柱化に取り組む日本は進んでいるの?
実は私、「電柱を立てて送電する方が安いはずなのに、無電柱化を進めようとするなんて、日本はやっぱり先進国?」なんていう感覚が心の何処かにありました。
が!
大きな間違いでした。
欧米やアジアの主要都市と日本の無電柱化の現状
(国土交通省さんのページより)
都内と大阪市は国内ではむしろ進んでいるので、諸外国の大都市と比べるとめっちゃ遅れてます。
無電柱化の整備状況(特別区、政令市)
(出典:同上)
藤沢市は政令市ではないので上記に含まれませんが、少し調べても数字が出てこないところを見ると、それほど高い数値ではないのだろうと思います。
もちろん藤沢市も何もしていないわけではなくて、「無電柱化事業を実施した事例」なんていうページもあるので、着々とは進めていらっしゃるようです。
3.無電柱化のその次は?
最近、無電柱化に関連して、こんなニュースがありました。
「無電柱化を推し進め、街中の地上機器をWi-FiやEV充電スポットにするパナソニックの目論見」(PCWatch、2017年2月14日)
街の中の地上機器って、こんなのですよね。
少し前に藤沢SST内で撮影
それにデジタルサイネージを付けたり、電気自動車の充電設備を付けたり、なんてことが考えられているみたいです。
上記PCWatchさんの記事より
記事によると2017年度に実証実験、2018年度にサービス開始予定とのこと。
もし実験するなら、藤沢SSTも実験場所の候補になるのかな。
そんなことになったら、ちょっと楽しみですね。
というわけで、無電柱化について改めて調べてみました。
我ながら、案外わかってなかったなぁなんて思ってみたり。^^;
「実は、私も・・・」という方がもしもいらっしゃったら、慰めのポチッと、お願いいたします(笑)。
それでは、また。
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