今日は、FujisawaSSTのルール「タウンデザイン・ガイドライン」について、書いてみようと思います。
街の独自のルールがあるなんて聞くと、メンドくさそうだななんて思ってしまうと思います。
また、せっかく購入したマイホームなのに自分の自由にできないなんて!と感じる人もいてもおかしくありません。
ただ、実際に住んでみるとまた違った景色があるのも事実。
というわけで、住民目線からタウンデザイン・ガイドラインのことを書いてみます。
1.タウンデザイン・ガイドラインの全体像!
中身の話に入る前に、前提として、タウンデザイン・ガイドラインの全体像について。
実は、ガイドラインとしては、「タウンデザイン・ガイドライン」のほかに、「プロジェクトデザイン・ガイドライン」と「コミュニティデザイン・ガイドライン」というものがあって、それらガイドラインの上位に「全体目標」なるものがあります。
詳しくは、FujisawaSSTの公式ページで「全体目標・ガイドライン」のところをご覧ください。
そして、今回紹介させていただく「タウンデザイン・ガイドライン」。
簡易版と詳細版とが、FujisawaSSTの公式ページの「街区・施設紹介」の「街の仕組み」のページに置いてありますが、街の全体の設計であり、これに沿って開発が行われています。
具体的には、都市計画法に基づく「地区計画」、景観法に基づく「景観形成基準」、そして街独自の「タウンルール」から成り立っています。
単にルールを決めているだけでなくて、根拠法令を伴うものは罰則の規定なんかもあります。
こうして強制力も伴う形で「全体目標」を目指していこうとしているということのようです。
2.タウンデザイン・ガイドラインがあってよかったこと!
具体的な中身の話は、実際のタウンデザイン・ガイドラインを眺めてもらうとして、ここでは、実際に暮らす中で、実感として「タウンデザイン・ガイドラインがあってよかった!」と私が個人的に思ったことを書いてみます。
何と言っても、景観法の規制で植栽も含め統一感のある街並みになっていること、地区計画の規制で建築物の用途が第一種低層住居専用地域以上に厳しく制限されていることは、街全体の雰囲気をとてもよいものにしてくれていると思います。
ただ、そのような規制のある地域はほかにもあります。
FujisawaSSTに特異なことと言えば、まず最初に、各戸の駐車場の位置の指定が挙げられるかなと思います。
タウンデザイン・ガイドライン詳細版 p24より
自宅の駐車場の位置が街のルールで決められているって、珍しいのではないかと。
そんなルールがあると言っても、建売分譲ということで、その状態を見て購入を決めるので、あまり気にはなりません(このルールを制限と感じるのは、何十年後かに家を建て替えるときでしょうね)。
そして、このルールがあることで、何がよかったのか。
それは、交通量の多い大きな道路に面したところに駐車場を配置できないようになっているところです。
FujisawaSST以外の地域を車で走っていると、かなり交通量の多い道路に駐車場が面していて車の出し入れに苦労されている、なんていう光景を目にすることがしばしばあります。
そういうストレスから解放されて、車の出し入れを安心して行うことができるのは、大きなメリットのひとつかなと思います。
歩行者としても、歩道をまたぐ形の車庫がないので、安心して歩けるのは大きいかなと思います。
続いては、お隣と視線がぶつかるのを避ける工夫についてのルール。
タウンデザイン・ガイドラインの22ページに、次のように書かれています。
原則として、敷地の東西が隣地宅地になる場合は、東向きの窓を透明ガラス、西向きの窓を型板ガラスとし、敷地の北側が隣地宅地の場合は、北側の窓を型板ガラスとする等、視線を遮る工夫をする。ただし、次の場合は適用しない。
(1) 隣地境界線からの距離が有効2.5m以上離れた窓
(2) 和室で内障子を設置している窓
わざわざこんなルールがあるのも、やはり珍しいことかなと思います。
結局、室内にカーテンやブラインドなどを設置するわけですが、カーテンやブラインドは開けることもあります。
その意味で、カーテン、ブラインドの設置前から視線がぶつからないように工夫がきちんとなされているのは、お互いにとって家の中でリラックスして過ごせる一因になっているように思います。
というわけで、「タウンデザイン・ガイドラインがあってよかったこと」の紹介でした。
ややもすると面倒そうですけど、意外に自分たちにとって役に立っている面も少なからずあるのかなと感じています。
それでは、また。